2月リハビリ定例勉強会 〜腰部脊柱管狭窄症〜

先日、2月リハビリ定例勉強会を行いました。

今回のテーマは『腰部脊柱管狭窄症および神経症状について』

基礎的な内容から、日頃臨床で迷っていることに対して意見を出し合いディスカッションをしました。

腰部脊柱管狭窄症は、背骨に存在する神経の通り道(脊柱管)が狭くなってしまい、脊髄を圧迫することで脚の痺れなどを起こすものです。加齢により骨や靭帯が変性して起こることが多く、腰椎椎間板ヘルニアに比べ、50代以降に見られることが多いです。

手術をしなければならないのは、排尿障害、排便障害、筋力低下が進行している場合などです。

それ以外は理学療法士による運動療法、脊髄の神経の血行を良くする薬などの治療を行っていきます。

加齢による骨や靭帯の変性を変えることは困難ですが、背骨の動きや股関節の動き、また体幹や脚の筋肉の機能を向上させることで、狭くなってしまった脊柱管にかかる負担を軽減させ、脚の痺れなどの症状改善を目指していきます。

今回の勉強会は手術ではなく、理学療法士がどのような視点で運動療法(評価・治療)を行っていけば良いかを話し合いました。日頃の臨床に新たな視点をプラスして取り組んでいきたいと思います。

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