専門医と連携して対応

整形外科は、身体を動かすための四肢の関節や骨、靭帯、腱、脊髄、末梢神経を対象とした病気や外傷による症状を機能的に改善することを目的とした診療科です。

骨折、捻挫、打撲などの外傷をはじめ、腰痛や肩こり、首の痛み、関節の痛みなど、日常的に起こる身体の痛みを診療します。
必要な場合は、大学病院から代診で来られている整形外科医と連携を取りながら診療を進めていきます。

骨密度測定

骨粗鬆症には予防が必要です。

骨密度とは、骨を作っているカルシウムなどのミネラル類が骨にどのくらい詰まっているかを表すもので、骨の強さを示す指標です。骨密度が低下すると、「骨粗鬆症」という骨の中がスカスカな状態になり骨折しやすくなりますので、骨密度を測定することが重要です。

骨粗鬆症になっていても、痛みがないのが普通ですが、尻もちや転ぶことにより骨折しやすくなります。骨折が生じると、その部分が痛くなり動けなくなりますが、中には腰痛と思っていたら背骨が潰れていたということもあります。背骨が潰れていくと背中が丸くなり、身長も縮んでしまいます。

骨粗鬆症には予防が必要です。そして内服薬や注射などによる治療が必要な場合もあります。

骨粗鬆症の予防

⚪︎転ばないように注意する
室内での転倒も多いため、ご自宅の整理整頓や意識しない低い段差などの確認が大切です。

⚪︎カルシウムを十分にとる

⚪︎ビタミンD、ビタミンK、リン、マグネシウムをとる

⚪︎適量のタンパク質をとる

⚪︎禁煙し、アルコールは控えめにする

⚪︎運動、日光浴をする

(公益社団法人 日本整形外科学会参考)