転倒予防 〜自宅チェック・対策ポイント〜 階段・廊下

今回は階段・廊下のチェック、対策ポイントについてです。

階段や廊下は素材が滑りやすいことが多いので注意が必要です。滑りにくい床材に変えるなどの対策を書いてあることがありますが、全て変えるのはなかなかハードルが高いかと思われます。すべり止めテープやマットなどの商品がありますので、部分的に対策をすることもできます。

すぐ取り組めることとしては、靴下やスリッパの使用を控えること。靴下を履くにしても滑り止めのついた商品が良いです。

そして、整理整頓!これは、毎回お伝えしていることですが、動線(人が通る経路)に物を置かず、無理なく通れるようにしておくことが大切です。

手すりの設置も対策になります。特に歩行が不安定の方は動線に設置すると良いです。住宅改修が必要になってきますが、介護保険を利用することで費用の7〜9割が支給されます(上限20万円)。

詳しくは→宗像市ホームページへ(介護保険住宅改修費の支給申請について)

足元が暗くてよく見えないことが転倒につながることもありますので、足元を照らす照明の使用も良いと思います。

当院では入院リハビリテーションを行っている患者様が必要な場合、ご自宅に帰られる前に理学療法士が訪問を行う『退院前訪問指導』を行っています。手すり取り付け位置、段差解消の必要性、動作・介助方法の提案など、ご自宅で生活するために必要なことを一緒に考えさせていただきます。

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