65歳以上高齢者の転倒事故を発生場所でみた場合48%が『住宅』で発生していることを前回お伝えしました。
その住宅内での発生場所は、
(消費者庁 医療機関ネットワーク事業)
場所によって特徴がありますので、対策をすることで転倒予防に繋がります。
では、場所別に注意点、対策を一緒に考えていきましょう。
まずは
浴室・脱衣所から!
- 濡れた床で足をすべらせる
- 浴槽の出入りでふらつく
- 立ち座りの際にふらつく
- 着替えの際にふらつく
などが、よくある原因です。
対策のポイント
○手すりを設置する
○すべりにくい床材に変更するまたはすべり止めマットを使用する。
○立ち座りが不安定な方は、椅子を使用する
○脱衣所では着替えの時に使用する椅子を設置する
浴槽や入り口、家具などの配置、ご本人の身体的特徴などによって方法は様々です。
当院では入院リハビリテーションを行っている患者様が必要な場合、ご自宅に帰られる前に理学療法士が訪問を行う『退院前訪問指導』を行っています。手すり取り付け位置、段差解消の必要性、動作・介助方法の提案など、ご自宅で生活するために必要なことを一緒に考えさせていただきます。