今回のテーマは【座位行動】
座位行動とは、座位、半臥位または臥位の状態で行われるエネルギー消費が1.5METs(METsとは:コチラをご覧ください)以下の全ての覚醒行動です。TV鑑賞や音楽鑑賞、読書、何もしないでボーっとするなどの行動です。
横になって寝ていないから大丈夫ではなく、座りっぱなしも身体に様々な悪影響を与えてしまいます。
脳卒中、心臓病、糖尿病、大腸がんなどのリスクも高まり、骨粗鬆症の可能性も高まります。
身体活動ガイドラインには5歳から65歳以上までの全ての年齢層に推奨される身体活動が掲載されています。しかし65歳以上、特に要介護高齢者にとってはなかなかハードルの高い指標となっています。
まずは寝っぱなし、座りっぱなしをしないように、1時間に1回は立ち上がることから始めるといいいと思います。10回立ち上がり運動をしていたとしても、その他の時間が座りっぱなしになっているとあまり良い効果は得られないかもしれません。
ポイントは座りっぱなしを細切れにすること💡
我々、理学療法士は患者様に体操などを提案させていただくことが多いですが、内容だけでなくどのように生活に取り入れると良いかまで考えることが必要だと感じました。患者様それぞれの環境や身体に応じた提案を心がけていきたいと思います。